空き家の売却方法を完全ガイド|費用・税金・活用法まで徹底解説【2026年】

空き家の売却方法を完全解説。仲介・買取・空き家バンクの使い分け、固定資産税6倍リスク、相続3000万円控除の条件まで、空き家処分に必要な知識をまとめました。

空き家の売却方法を完全ガイド|費用・税金・活用法まで徹底解説【2026年】

この記事でわかること(最短回答)

空き家は「仲介売却」「買取業者」「空き家バンク」の3つの方法で売却可能。 2015年の空家対策特措法により、管理不全の空き家は固定資産税が最大6倍になるリスクがあります。相続空き家は3,000万円特別控除の対象になる場合も。早めの売却が最も経済的です。※PR含む

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空き家問題の現状

日本の空き家問題は年々深刻化しています。

空き家の統計データ

総務省「住宅・土地統計調査」(2023年)によると、全国の空き家数は約900万戸で、空き家率は13.8%に達しています。このうち「その他の住宅」(居住者のいない放置空き家)は約385万戸です。

私の体感でも、地方では「相続したが住む予定がない」という理由で放置されている空き家が急増しています。

空き家を放置するリスク

空き家を放置すると、以下のリスクが発生します。

リスク内容影響度
固定資産税の増額特定空き家に指定されると最大6倍★★★★★
建物の劣化雨漏り・シロアリ・外壁崩落★★★★☆
近隣トラブル草木繁茂・害虫・不法投棄★★★☆☆
損害賠償責任倒壊や落下物で通行人にケガ★★★★★
資産価値の低下年数が経つほど建物の価値が下がる★★★★☆

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  • ☑ 1年以上誰も住んでいない
  • ☑ 定期的な管理(換気・草刈り等)ができていない
  • ☑ 固定資産税の負担が重い
  • ☑ 相続で取得したが活用の目処がない
  • ☑ 近隣から苦情が来ている

3つ以上当てはまる場合は、早急に売却または活用を検討してください。空き家の売却なら訳あり物件買取センターがおすすめです。

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空き家の管理と維持費

売却を決断する前に、空き家の維持にどのくらいの費用がかかるか把握しましょう。

空き家の年間維持費の目安

費用項目年間金額目安備考
固定資産税・都市計画税10〜30万円立地・評価額による
火災保険料2〜5万円空き家は割増の場合あり
水道・電気の基本料金3〜5万円通水のため最低限契約
草刈り・清掃5〜10万円年2〜3回が目安
修繕・応急処置0〜30万円雨漏り・台風被害等
合計20〜80万円

年間20〜80万円の維持費がかかり続けるため、「使わない空き家は早めに売る」のが経済合理的です。

遠方の空き家を管理する方法

遠方に住んでいて自分で管理できない場合は、空き家管理サービスの利用を検討してください。月額5,000〜15,000円程度で、定期巡回・換気・通水・草刈りを代行してくれます。

ただし、管理費をかけ続けても建物の資産価値は下がっていく一方です。管理は「売却までの一時的な措置」と位置づけましょう。


空き家の売却・活用方法

空き家の処分方法は、主に5つあります。

方法①:不動産仲介で売却する

一般的な不動産会社に仲介を依頼し、一般市場で売却する方法です。

メリット:最も高い価格で売れる可能性がある デメリット:買い手がつくまで時間がかかる(半年〜1年以上) 向いている人:時間に余裕がある・好立地の物件

方法②:買取業者に直接売却する

不動産買取業者に直接購入してもらう方法です。

メリット:最短1〜2週間で現金化・仲介手数料不要 デメリット:仲介売却より価格が低い(市場価格の60〜80%) 向いている人:早く売りたい・建物の状態が悪い・遠方の物件

方法③:空き家バンクに登録する

自治体が運営する空き家バンクに物件を登録し、移住希望者等とマッチングする方法です。

メリット:登録無料・自治体が仲介をサポート デメリット:マッチングまで時間がかかる・地方のみ対応の場合が多い 向いている人:地方の物件・急がない

方法④:更地にして売却する

建物を解体し、更地にして土地だけを売却する方法です。

メリット:土地として売りやすくなる デメリット:解体費用(100〜300万円)がかかる・固定資産税の住宅用地特例が外れる 向いている人:建物の劣化がひどい・土地の価値が高い

方法⑤:賃貸に出す

リフォームして賃貸物件として活用する方法です。

メリット:家賃収入が得られる デメリット:リフォーム費用がかかる・入居者管理の手間 向いている人:立地が良い・将来また使う可能性がある

売却方法の比較表

方法売却価格スピード手間
仲介売却◎高い△遅い△多い
買取業者○やや低い◎早い◎少ない
空き家バンク△低い△遅い○普通
更地売却○普通○普通△多い
賃貸活用—(収益型)—(長期)×多い

「早く確実に売りたい」方には、訳あり物件買取センターの買取がおすすめです。

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空き家の固定資産税と特別措置

空き家の所有者にとって最も気になるのが、固定資産税の問題です。

固定資産税が6倍になる仕組み

通常、住宅が建っている土地は「住宅用地の特例」により、固定資産税が最大1/6に軽減されています。

しかし、2015年の空家対策特措法により、管理不全の空き家は「特定空き家」に指定される場合があります。特定空き家に指定されると、住宅用地の特例が解除され、固定資産税が実質最大6倍に跳ね上がります。

計算例

  • 土地の固定資産税評価額:1,500万円
  • 通常(特例あり):1,500万 × 1/6 × 1.4% = 3.5万円
  • 特定空き家(特例解除):1,500万 × 1.4% = 21万円

年間約17.5万円の負担増は、空き家を放置する大きなリスクです。

2023年法改正:管理不全空家も対象に

2023年の法改正により、特定空き家だけでなく「管理不全空家」も固定資産税の特例解除の対象となりました。これにより、「まだ特定空き家ほどひどくないが、適切に管理されていない」空き家も、増税の対象になる可能性があります。


空き家バンクの活用法

空き家バンクは、自治体が無料で運営するマッチングサービスです。

空き家バンクの仕組み

  1. 空き家の所有者が自治体に登録を申請
  2. 自治体が物件情報をウェブサイト等で公開
  3. 移住希望者・利用希望者が閲覧・問い合わせ
  4. マッチングが成立したら売買契約(仲介は不動産会社が担当)

空き家バンクのメリット・デメリット

メリット

  • 登録無料
  • 自治体の補助金(改修費用等)が使える場合がある
  • 全国版の空き家バンク(LIFULL HOME’S 空き家バンク等)で広く公開

デメリット

  • マッチング率が低い(登録の10〜20%程度)
  • 都市部の物件は対応していない場合がある
  • 成約まで1年以上かかるケースも

相続空き家の3000万円特別控除

相続で取得した空き家を売却する場合、最大3,000万円の特別控除が受けられる制度があります。

適用条件

以下の条件をすべて満たす必要があります。

  1. 相続開始直前まで被相続人が居住していた
  2. 相続開始直前に被相続人以外の居住者がいなかった
  3. 1981年(昭和56年)5月31日以前に建築された(旧耐震基準の建物)
  4. 相続開始から3年以内の12月31日までに売却
  5. 売却価格が1億円以下
  6. 耐震リフォーム済みまたは建物を解体して更地で売却

控除を受けるための手続き

確定申告時に以下の書類を提出します。

  • 被相続人居住用家屋等確認書(市区町村が発行)
  • 登記事項証明書
  • 売買契約書の写し
  • 耐震基準適合証明書(耐震改修の場合)

注意:この制度は2027年12月31日までの売却が対象です。早めの対応をおすすめします。


おすすめの空き家買取業者

空き家の買取に対応する業者を紹介します。

訳あり物件買取センター

空き家を含む訳あり物件全般に対応する買取業者です。全国対応で、遠方の空き家も査定可能です。

おすすめポイント

  • 全国対応・遠方の空き家もOK
  • 残置物がそのままでも買取可能
  • 最短3日で買取価格を提示

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まとめ

空き家は放置するほどリスクとコストが膨らみます。早めの対処が最善策です。

この記事のポイント

  • 空き家の年間維持費は20〜80万円。使わないなら早めに売却が得
  • 特定空き家に指定されると固定資産税が最大6倍
  • 売却方法は仲介・買取・空き家バンクの3つ。急ぎなら買取業者
  • 相続空き家は3,000万円特別控除が使える場合がある(2027年末まで)
  • 2023年法改正で管理不全空家も増税対象に

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固定資産税6倍のリスクについて詳しくは、空き家の固定資産税が6倍になる条件と対策をご覧ください。

相続空き家の3000万円控除について詳しくは、相続空き家の3000万円特別控除ガイドをご覧ください。

訳あり物件全般のおすすめ買取業者は、訳あり物件の買取おすすめ業者をご覧ください。


よくある質問(FAQ)

Q. 空き家の売却にかかる費用は?

A. 仲介売却の場合は仲介手数料(売却価格の3%+6万円)、登記費用(1〜3万円)、印紙税が必要です。買取業者に直接売却する場合は仲介手数料が不要で、合計5〜10万円程度です。建物を解体して売る場合は別途100〜300万円の解体費がかかります。

Q. 空き家はいつまでに売るべき?

A. 相続空き家の3,000万円特別控除は「相続開始から3年以内の12月31日まで」が期限です。また、放置するほど建物の価値は下がり、特定空き家に指定されるリスクも高まります。できるだけ早い売却をおすすめします。

Q. ボロボロの空き家でも売れる?

A. はい、買取業者なら建物の状態に関わらず買い取ってくれるケースがほとんどです。残置物がある状態やゴミ屋敷状態でも対応する業者もあります。まずは無料査定を依頼してみてください。

Q. 空き家を更地にすると固定資産税が上がる?

A. はい、建物を解体すると住宅用地の特例が外れ、土地の固定資産税が最大6倍になります。ただし、特定空き家に指定された場合も同様に特例が外れるため、「いつ解体するか」のタイミングが重要です。売却が決まっている場合は年内の売却を目指しましょう。

Q. 空き家を相続放棄すれば管理しなくていい?

A. 民法改正(2023年4月施行)により、相続放棄をしても「現に占有している」場合は管理義務が残ります。完全に管理義務から逃れるには、相続財産清算人の選任申立て(予納金20〜100万円)が必要です。費用を考えると、売却のほうが経済的に有利です。

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訳あり物件ナビ編集部
訳あり物件・事故物件・借地権・空き家の売却に関する情報を中立的な立場で調査・執筆しています。 掲載情報は公開時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。