中古マンションリノベーション費用の相場|フルリノベの内訳・ローンを徹底解説【2026年】

中古マンションのリノベーション費用を面積・内容別に解説。フルリノベーション費用は㎡あたり15〜20万円が相場で、70㎡なら1,050〜1,400万円。費用相場・内訳・ローン・費用を抑えるコツ・リノベ費用の業者選びまで紹介します。

中古マンションリノベーション費用の相場|フルリノベの内訳・ローンを徹底解説【2026年】

この記事でわかること(最短回答)

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中古マンションのリノベーション費用は、フルリノベーションで㎡あたり15〜20万円が相場です。 70㎡の場合は1,050〜1,400万円が目安。

部分リノベなら300〜800万円程度で済むケースもあります。中古マンションのリノベ費用は工事範囲・水回りの移動・設備グレードで大きく変わるため、相場・内訳・ローンの3点を押さえることが大切です。

物件購入費とリノベ費用を合わせても、新築より2〜3割安くなることが多いです。

リノベ費用は依頼する工務店によって数百万円単位で変わります。**まずは複数の工務店から一括で見積もりを取り、費用とプランを比較するのがおすすめです。

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中古マンションのリノベーション費用の相場

中古マンションのリノベーション費用の相場

中古マンションのリノベーション費用は、工事の範囲によって大きく変わります。

間取りからすべてやり直す「フルリノベーション」と、一部の設備だけを入れ替える「部分リノベーション」では、費用の桁が違ってきます。

中古マンションのフルリノベーション費用の相場は㎡あたり15〜20万円で、一般的な70㎡なら1,050〜1,400万円が目安です。

まずは中古マンションのリノベーション費用の全体像を、面積別・工事内容別に以下のとおりです。

中古マンションのフルリノベーション費用【面積別一覧】

面積別のフルリノベーション費用の目安

フルリノベーションとは、内装をすべて解体して間取りから作り直す工事です(スケルトンリノベーションとも呼ばれます)。㎡あたり15〜20万円が相場で、面積別の目安は次のとおりです。

面積フルリノベーション費用の目安備考
50㎡750〜1,000万円1〜2人暮らし向け
60㎡900〜1,200万円2LDK程度
70㎡1,050〜1,400万円ファミリー向け
80㎡1,200〜1,600万円広めのファミリー
100㎡1,500〜2,000万円大規模リノベ

フルリノベーション費用が上下する主な要因は3つです。

  1. 間取り変更の範囲 — 水回りの移動があると配管工事で跳ね上がる
  2. 設備のグレード — キッチン・浴室のグレードで数百万円変わる
  3. マンションの構造 — 壁式構造は間取り変更の自由度が低く、割高になることがある

部分リノベーションの費用

工事内容費用目安
キッチン交換50〜200万円
バスルーム交換60〜150万円
トイレ交換20〜50万円
洗面台交換15〜40万円
床の張り替え(全室)40〜100万円
壁紙の張り替え(全室)30〜60万円
間取り変更100〜300万円
水回り全体200〜400万円

実際に払われている金額は、相場よりずっと小さい

ここは相場表だけを見ていると見誤る点です。国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査によると、リフォームを実施した世帯の実績は次のとおりです。

項目実績値
平均リフォーム資金154万円
中央値48万円
自己資金比率85.5%

出典:国土交通省「令和6年度 住宅市場動向調査報告書」(令和7年6月・2026年8月4日取得。三大都市圏が対象)

中央値が48万円という数字が示すのは、実際には多くの人が数十万円規模の部分的な工事にとどめているということです。1,000万円級のフルリノベーションは、あくまで一部の選択肢にすぎません。

また自己資金比率が85.5%=リフォームは基本的に現金で行われています。数百万円規模までなら借入せずに済ませている人が多数派です。

そのため、費用を考えるときは「フルリノベの相場」から入るのではなく、「どこまでやるか」を先に決めてから金額を見るほうが現実的です。水回りだけを刷新して300〜500万円に収める進め方は、費用対効果の面で選ばれやすいパターンです。

築20年前後のマンションで注意すること

築20年を過ぎた中古マンションは価格がこなれていて狙い目である一方、リノベーション費用の面では確認すべき点があります。

確認項目なぜ見るか
給排水管の状態専有部の配管更新が必要だと数十万円の追加。共用部の更新履歴も要確認
管理組合の修繕積立金積立不足だと将来の一時金負担リスク
管理規約の制限床材の遮音等級指定、水回り移動の可否など
電気容量古い物件はアンペア数が小さく、増設工事が必要な場合がある
旧耐震かどうか1981年(昭和56年)5月31日以前の建築確認は旧耐震基準

特に管理規約は必ず工事前に確認してください。 「フローリングに変更したかったが規約で禁止されていた」というのは、着工後では取り返しがつきません。


費用を左右する要素

リノベーション費用を左右する6つの要素と影響度

大きく影響するもの

要素影響度
面積★★★広いほど高い(当然ですが)
間取り変更の有無★★★壁の撤去・新設は高額
水回りの移動★★★配管工事が大幅に増える
設備のグレード★★☆システムキッチンのランク
床暖房の導入★★☆20〜50万円のプラス
建物の築年数★☆☆旧耐震は補強費用が加算

注意:マンションならではの制約

マンションのリノベーションには以下の制約があります。

  • 共用部分は工事できない — 窓・玄関ドア・バルコニーは共用部分
  • 管理規約の確認が必要 — 床材の遮音等級(LL-45以上など)の指定がある場合
  • 水回りの移動に制限 — 排水の勾配が取れる範囲でしか移動できない
  • 工事の届出が必要 — 管理組合への事前申請が必須

中古マンションのフルリノベーション費用の内訳

70㎡フルリノベーションの費用内訳

「中古マンション フルリノベーション 費用」と一口に言っても、その中身はいくつもの工事費の合計です。

70㎡のフルリノベーション(おおよそ1,050〜1,400万円)を例に、費用の内訳を分解すると次のようになります。

工事項目費用目安(70㎡フルリノベの場合)内容
解体・撤去工事50〜150万円既存の内装・設備の撤去、産廃処分
水回り設備(キッチン・浴室・トイレ・洗面)200〜450万円設備本体+給排水・電気の配管工事
内装工事(床・壁・天井)200〜400万円フローリング・クロス・建具など
間取り変更・大工工事100〜300万円壁の撤去・新設、下地づくり
電気・配線・照明工事50〜120万円コンセント増設、照明、スイッチ
設計・諸経費・管理費100〜250万円設計料、現場管理費、申請費用

このように、中古マンションのフルリノベーション費用は「水回り」と「内装」で全体の半分以上を占めるのが一般的です。

スケルトン(骨組みだけ残してすべて解体する)状態からのフルリノベーションは自由度が高い反面、解体費と配管のやり直しが増えるため費用も上振れします。

逆に、間取りをほぼ変えず既存の配管位置を活かせば、同じ70㎡でも800〜1,000万円台に収まるケースもあります。

中古マンションのリノベーション費用を見積もる際は、この内訳のどこにお金がかかっているのかを業者に確認すると、納得感のある予算配分ができます。


費用を抑える5つのコツ

リノベーション費用を抑える5つのコツ

コツ①:水回りの位置を変えない

水回り(キッチン・浴室・トイレ)を移動させると配管工事が大幅に増え、費用が跳ね上がります。同じ位置で設備だけ交換すれば大幅にコストダウンできます。

コツ②:既存を活かせる部分は残す

壁や天井の下地が健全であれば、クロスの張り替えだけで十分な場合もあります。すべてを撤去するスケルトンリノベが必ずしも最善ではありません。

コツ③:設備のグレードにメリハリをつける

毎日使うキッチンにはお金をかけ、使用頻度の低い部分はスタンダードグレードにするなど、メリハリのある予算配分がおすすめです。

コツ④:補助金を活用する

リノベーションに使える補助金制度があります。

補助金対象金額目安
子育てエコホーム支援事業省エネリフォーム最大60万円
先進的窓リノベ事業窓の断熱改修最大200万円
長期優良住宅化リフォーム耐久性向上リフォーム最大250万円

※2026年度の制度内容は変更の可能性があります。国交省の公式サイトで最新情報を確認してください。

コツ⑤:複数社から見積もりを取る

同じ工事内容でも業者によって100〜300万円の差が出ることは珍しくありません。最低3社からの相見積もりをおすすめします。


リノベーション会社の選び方

リフォームで困った内容の割合と業者選びのポイント

費用と同じくらい結果を左右するのが業者選びです。ここは感覚論ではなく、国の調査データがあります。

実際に困った人が一番多かったのは「見積もりの妥当性」

国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査によると、リフォームを実施した世帯が困った経験は次のとおりです。

困った内容割合
見積もりが適切かどうかわからなかった14.5%
信頼できる業者が見つからなかった7.5%
費用が当初の見積もりよりオーバーした7.0%
プランが適切かどうかわからなかった6.2%
工期が当初予定よりオーバーした4.0%
仕上がりが予想と違った4.0%
特にない65.1%

出典:国土交通省「令和6年度 住宅市場動向調査報告書」(令和7年6月・2026年8月4日取得)

注目すべきは、困りごとの1位が「工事の失敗」ではなく「見積もりが妥当か判断できない」という点です。 逆に言えば、見積もりを読めるようになるだけで、最大の不安は解消できます。

見積もりで必ず確認する3点

  1. 「一式」表記が多すぎないか — 「内装工事一式 300万円」では何にいくらかかるか分かりません。項目ごとの数量・単価が書かれているかを見ます
  2. 同じ条件で比較しているか — A社は設備グレード上位、B社は標準、では金額が違って当然です。3社に同じ要望を伝えます
  3. 追加費用が出る条件が書かれているか — 解体してみないと分からない部分(配管の老朽化など)について、どう扱うかが明記されているか

実際はどうやって業者を探しているか

同じ調査による、リフォーム実施世帯が施工者を探した方法です。

探した方法割合
以前からつきあいのあった業者25.3%
知人からの紹介24.4%
店舗20.9%
インターネット17.0%
折り込み広告6.4%

「つきあい」と「紹介」で約半数を占めています。ただしこれは裏を返すと、比較せずに1社に決めている人が多いということでもあります。見積もりの妥当性に悩む人が最多である事情とも重なります。

つてがない場合は、複数社を比較できる紹介サービスを使うのが現実的です。


中古マンションのリノベーションローン(資金計画)

中古マンションのリノベーションローン(資金計画)

中古マンションのリノベーション費用は数百万〜1,000万円超になることも多く、現金一括が難しい場合はローンを利用するのが一般的です。

リノベーションに使えるローンには、大きく分けて「住宅ローン一体型」と「リフォームローン(リノベーションローン)」の2種類があります。

住宅ローンとリフォームローンの違い

住宅ローン一体型リフォームローン
金利0.3〜1.5%(変動・固定)2〜5%
借入期間最長35年最長15年
担保必要(物件)不要の場合もある
借入上限物件価格+リノベ費用500〜1,000万円程度

中古マンションの購入とリノベーションを同時に行う場合は、住宅ローン一体型がおすすめです。金利が圧倒的に低く、返済期間も長く取れます。

すでに所有している中古マンションを後からリノベーションする場合や、フルリノベーションではなく数百万円規模の工事に留める場合は、担保不要で手続きの早いリフォームローン(リノベーションローン)が向いています。

なお、リノベーションローンの審査では、本人の年収や勤続年数のほか、対象となる中古マンションの担保価値(築年数・立地)も見られます。

フルリノベーションで大きな金額を借りたいときほど、住宅ローン一体型を軸に資金計画を立てるのが安心です。


中古マンションのリノベ費用|相場・内訳・ローンの早見まとめ

中古マンションのリノベ費用|相場・内訳・ローンの早見まとめ

ここまで解説した中古マンションのリノベーション費用を、相場・内訳・ローンの3つの観点で一覧にまとめます。中古マンションのリノベ費用を検討する際の早見表としてご活用ください。

観点ポイント目安
相場フルリノベーション費用の単価㎡あたり15〜20万円(70㎡で1,050〜1,400万円)
内訳費用が集中する項目水回り+内装で全体の半分以上
ローン大きな金額を借りるなら住宅ローン一体型(金利0.3〜1.5%)が有利
部分リノベ費用を抑えたい場合300〜800万円で要点だけ刷新
補助金省エネ・断熱・耐久性向上最大60〜250万円を活用

中古マンションのリノベーション費用は「相場で予算の上限を把握 → 内訳で配分を決める → ローンで資金計画を立てる」という順で考えると失敗しにくくなります。

フルリノベーション費用を全額自己資金でまかなうのが難しい場合でも、住宅ローン一体型を使えば月々の負担を抑えながら理想の住まいを実現できます。

中古マンションのリノベ費用は物件選びの段階から見積もっておくと、購入後の資金不足を防げます。


おすすめの相談先

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中古マンションのリノベーションを検討中の方は、まず複数の業者に相談してプランと見積もりを比較してください。

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まとめ

まとめ

中古マンションのリノベーションは、新築購入より2〜3割安く理想の住まいを手に入れられる選択肢です。

この記事のポイント

  • フルリノベの相場は㎡あたり15〜20万円(70㎡で1,050〜1,400万円)
  • 水回りの位置を変えないだけで大幅にコストダウン可能
  • 補助金(省エネ・断熱・長期優良住宅化)を活用する
  • 住宅ローン一体型なら低金利で借りられる
  • 最低3社からの相見積もりが必須

リノベーション業者の選び方は、リノベーション業者の選び方ガイドをご覧ください。

リノベーションと建て替えの比較は、リノベーション vs 建て替え比較ガイドをご覧ください。

戸建てのリノベーション費用は、戸建てリノベーションの相場ガイドをご覧ください。

築古物件のリノベの魅力は、築古物件のリノベーション5つのメリットをご覧ください。

リノベした物件を賃貸に出して家賃収入を得る方法は、姉妹サイトの不動産投資の始め方(投資はじめナビ)をご覧ください。


よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

Q. 築何年のマンションまでリノベーションできる?

A. 建物の構造が健全であれば築50年以上でもリノベーション可能です。ただし旧耐震基準(1981年以前)の物件は耐震診断を受けることをおすすめします。管理状態が良いマンションであれば築年数はあまり気にしなくて大丈夫です。

Q. リノベーション費用は住宅ローン控除の対象になる?

A. はい、一定の条件を満たせば住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の対象になります。対象となるのは100万円以上のリフォームで、省エネ改修やバリアフリー改修は要件が緩和されています。

Q. リノベーション工事の期間はどのくらい?

A. 部分リノベなら1〜2ヶ月、フルリノベなら2〜4ヶ月が目安です。設計期間(1〜2ヶ月)を含めると、着手から完成まで3〜6ヶ月程度かかります。

Q. 中古マンション購入とリノベ、合計いくら用意すれば良い?

A. 東京23区の場合、物件価格3,000〜5,000万円+リノベ費用1,000〜1,500万円で、合計4,000〜6,500万円が目安です。同エリアの新築マンションが6,000〜8,000万円以上であることを考えると、コストメリットは大きいです。

Q. リノベーション済みの中古マンションとどちらがお得?

A. 自分でリノベーションする方が自由度は高いですが、費用は同程度になることも多いです。リノベ済み物件は業者が利益を乗せているためやや割高ですが、手間がかからないメリットがあります。好みの間取り・仕様にこだわりたいなら自分でリノベがおすすめです。

Q. みんな実際いくらリフォームにかけている?

A. 国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査では、リフォーム世帯の平均リフォーム資金は154万円、中央値は48万円でした。自己資金比率は85.5%です。1,000万円級のフルリノベーションは一部で、実際は数十万円規模の部分工事が多数を占めます(三大都市圏が調査対象)。

Q. リノベーション会社選びで一番多い失敗は?

A. 同調査によると、リフォームで困った経験の1位は「見積もりが適切かどうかわからなかった」で14.5%でした。次いで「信頼できる業者が見つからなかった」7.5%、「費用が当初の見積もりよりオーバーした」7.0%です。工事そのものより見積もりの妥当性を判断できない点が最大の不安になっています。「一式」表記が多すぎないか、項目ごとの数量と単価が書かれているかを確認してください。

Q. 築20年のマンションをリノベするとき注意することは?

A. 給排水管の状態(専有部の更新が必要だと追加費用)、管理組合の修繕積立金の状況、管理規約の制限(床材の遮音等級指定や水回り移動の可否)、電気容量、旧耐震かどうか(1981年5月31日以前の建築確認)の5点を確認してください。特に管理規約は着工後では取り返しがつかないため、工事前に必ず確認が必要です。

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訳あり物件ナビ編集部
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